手術のリスクと合併症

レーシック後の合併症は、定期検診を受診し適切な対処をすれば、時間の経過とともに解消するものがほとんどです。

一般的な症状

  • かすみ・ぼやけ・まぶしさ・異物感・しみる感じ
  • ドライアイ
  • 白目の出血(結膜下出血)
  • 皮下出血
  • ハロー・グレア(光のにじみやざらつき)・コントラスト感度の低下

まれにおこる治療が必要な合併症

近視への戻り・低矯正・過矯正

どのような屈折矯正法でも100%の精度で屈折矯正を行うことは現実的に不可能です。
治療後、正視の状態になっても、しばらくして度数が変化して、やや近視側にもどることがあります。(時期は個人差あり)

特に強度近視の人、ハードコンタクトレンズを長期間装用されていた方に多い傾向があります。その場合でも手術前の度数まで戻ることはまずありませんが、もし近視の戻りの程度が強い場合、あるいは低矯正・過矯正の場合は角膜の厚みが十分に残っていれば再手術可能です。

角膜上皮剥離・上皮欠損・フラップのズレ

手術後早期に目をこすったり、強く目をぶつけたりするとフラップがずれることがあります。

すぐに整復すれば問題ありませんが、視力低下や感染の原因になります。フラップ下への角膜上皮細胞迷入もまれに生じる合併症ですが、早めにフラップを洗浄すると効果的ですので、必ず定期検診にお越しください。

フラップの形成不全
フラップ作成時にレーザー照射で十分なフラップができない場合は、1週間以上手術を延期し再手術をおこないます。
感染・角膜潰瘍・層間角膜炎・ステロイド高眼圧症

ステロイド剤の長期の使用では定期的な眼圧チェックが必要です。

フラップ下の炎症

手術後1週間以内にフラップの下に炎症が生じることがあります。ほとんどの場合、点眼や内服薬の治療で改善しますが、症状が悪化した場合は、フラップをあけて洗浄する必要になります。

照射ズレ
術中に目をキョロキョロ動かされますとレーザーの照射がずれると不正乱視をきたし、良好な視力を得られなくなる可能性があります。
角膜拡張症(ケラトエクタジア)

角膜を過度に薄く削った場合、薄くなった部分が前に飛び出してくる可能性があります。これを角膜拡張症(ケラトエクタジア)といい、強度の乱視や近視化を引き起こす原因になります。

そのため、手術前の検査で角膜厚が十分にある方しかレーシックを受けることができません。

いずれの合併症も治療により改善しますが、万が一生じた場合にすぐに適切な処置をおこなわず放置すると、視力障害などの後遺症が残る場合があります。
決められたとおりにお薬を使用し、手術後の検診を指示通り受けるようにしてください。

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