前回お伝えした「物の大きさが異なって見える」現象以外に近視の問題点は様々あります。

失明原因としての病的近視

近視は強くなると「強度近視」と呼ばれるようになり、-6D(ジオプター)以上の強度近視ですと、レーシックが適応外の方が増えてきます。「強度近視」の中でも「病的近視」という状態になると、眼底などに様々な合併症を生じるようになります。メガネやコンタクトレンズで矯正をしても視力が出なくなり、ひどくなると失明する可能性が高まります。視覚障害1級の原因疾患として、病的近視は日本で4番目に多い疾患です(平成17年度厚労省網膜脈絡視神経萎縮症調査研究班報告書)。

病的近視による網膜脈絡膜萎縮

病的近視の患者さんでは、網膜や脈絡膜が高度に菲薄化し様々な萎縮性病変を生じます。特に黄斑部(おうはんぶ)というものを見る中心部分が委縮すると視力回復は期待できなくなります。

黄斑部出血

病的近視の患者さんの約1割に、黄斑部(網膜の中心部分)に出血が生じます。一度出血すると視力低下が永続してしまう場合が多いのです。

近視性牽引黄斑症

病的近視では眼球が前後方向に伸びます。伸びきれなくなった網膜がはがれてきてしまうことがあります。そうすると網膜剥離またはその前段階である網膜分離を起こします。病的近視の方の約1割に認められます。放置すると網膜剥離や黄斑円孔といった、より重篤な合併症に進行する危険があるのです。

緑内障・近視性視神経症

近視は緑内障の危険因子です。近視が強くなればなるほど緑内障を起こしやいという疫学調査結果が出ています。また眼球の異常な伸展により、視神経やその神経線維が機械的に障害されやすく、視野障害の原因となります。

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